って訳ですんごいはまりたての時に出ちゃったFFCC小ネタSS2つ(どっちもGC版)
ブログに上げてたんだけど…、勿体無いから一気に2つとも載せちゃえ☆って恥さらし。
主人公キャラの名前はあえてつけてません。
先に言っておこう、あほすぎてゴメン(汗)


************************************************************

ユーク族が好き過ぎる1(小ネタ)

「あ、アミダッティさん。こんにちは。」

丁度お昼時、田舎の街道沿いの木陰で休息をとるシェラの里のキャラバン一行と出会った。

「おお、ティパの。」

「お食事ですか?」

「うむ。余りにも良い天気だったのでな。更に休むのに丁度良い木陰があった。
折角なので此処で休憩しているのだ。」

「良いですね。」

「どうだ、ティパの。主も此処で暫しの憩いなど。」

「良いんですか?」

「うむ。急ぐ旅とはいえ、時には休憩も必要。
また同じ志を持つ同志との親睦を深める時間も然り。」

「ふふ、相変わらずですね。じゃあ、ご一緒させて頂きます。」

そう言ってロングは腰を降ろした。


シェラの里の一行と会話をしつつ、食事をとる。ふと、ある事に気付いた。

「アミダッティさんって、…というか、ユーク族の方達って、食事は出来るんですか?」

「うむ?」

此処でアミダッティは飲みかけのミネから顔を離す。

「…って、今正にリンゴとか食べてますよね。」

と、ロングは自分の愚問に苦笑する。するとアミダッティは少し考えるポーズを取って、
暫くして口を開いた。

「確かに疑問を覚えるのも仕方がなかろうな。ユーク族は魂だけの存在と言われている。
実際、この姿は全身が飾りみたいなものである。」

「…因みに、本当の所はどうなんですか?」

少し期待に満ちた目でロングはアミダッティを見つめた。

「ティパの。人生には謎が多くある。他人の口から教わるより、
自分で真実を追求した方が面白くはないか?」

と、アミダッティは諭すように言った。

「…つまり、教えてはくれないんですね。」

「ふふ。まあそういう事だ。」

ロングは少し口を尖らせたが、その口から笑みが零れる。
皆で一頻り笑ってからまた、食事を再開する。

「…まあ。」

「はい?」

と、アミダッティが言葉を繋ぐ。

「ユーク族は謎の多い生き物だ。多種族から見れば不思議と思えても仕方ないであろう。
しかし、詰まる所多種族同様、生きている。
殴られれば怪我もするし、食事も摂る。美しい自然や音楽に心も震える。
――勿論、いつかは死が訪れる。
魂だけならそんな心配や無駄な事、要らないではと思うであろう?
実際魔力を追求したこの姿も、実は要らない物、飾り。無駄の塊の様なものだ。
……しかし、ティパの。我はこうも思うのだ。
生きているからこそ、何も感じないのでは味気無いであろう?
その無駄こそが生きている証なのだと思うのだ。」

ロングは少し目を丸くし、驚いたような顔をしたが、

「そう…、そうですね。」

ふっと笑った。

ユーク族は、借り物の身体だからこそ、頬を撫でる柔らかな風や、
川の水の冷たさ、香しい花の香り、美味なる食の数々、
心を踊らせる音楽といった五感を大事にしているのではないだろうか。
それを感じることが、生きている事なのだと理解しているのだ。
探求心の強さもまた、生きている意味の一つだろう。

そう思うと、ロングはこの不思議な種族に親しみを覚えたのだった。



暫くの談話の後、シェラの里のキャラバンと別れた。
ふと、いつもより風を身近に感じた。

〜…ちょ、マジ、ごめ;;アミダッティさんの口調が未だに掴めません…;;
本当にユーク族は中身(こら)どうなってんだっつう疑問をぶつけたい。
でもアルはタレで!とか言ってるしなぁ。
というか無駄こそが生きてる証って、どの生き物でも言える事だと思いますがね。
しかしまあ…、もう勢いだけで打ったから、文章目茶苦茶やん;;〜

******************************************************************


ユーク族が好き過ぎる2(小ネタ)

あるところにティパの村のキャラバン一行が居りました。
一行はユーク族二人。一人は錬金術師の息子、ろんぐほーん。
もう一人は商人の息子、くろまどうでした。

二人は今日もゆるゆると旅を続けていました。
するとセレパティオン洞窟で亀を虐めている子供達に出会いました。
ろんぐほーんは
「大変、可哀想だよ。助けなきゃ。」

と言って子供達に駆け寄りました。

しかし、よくよく近くで見ると子供と思ったのはマール峠のキャラバン一行で、
亀と思ったのはブレイザビードルでした。



子供ちゃうやん、亀ちゃうやん。



と、心の中で一人突っ込みましたが、行動を起こした後なので仕方ありません。
とりあえずろんぐほーんは片手を挙げ、定番の台詞を言うことにしました。

「こらこら、亀を虐めるのはよしなさい。」

するとマール峠のキャラバン一行の一人、ルッツが言いました。

「亀じゃないわよ。ブレイザビードルよ。ほら、『がちがち甲羅』が欲しいから。」

「えーと…。」

「多く採れたらお裾分けしてやるからな!」

と江戸っ子タイプなロルフが言いました。

「えーと。」

それはそれで大変魅力的な申し出でしたが、この所在無さげな手をどうしたら良いでしょうか。

ろんぐほーんが悩んでいたら、後ろから追い付いたくろまどうが口を挟みました。


「タダなら頂きます。」


その顔は真剣そのもので、口調はとてもハッキリとしていました。

ニコニコと去っていくマール峠のキャラバン一行。
そしてそれを手を振りながら見送るティパのキャラバン一行。
くろまどうの手にはしっかりお裾分けの甲羅がありました。

「…何で君はユーク族なのに商人なんだろうねえ。」

「ユーク族が商人やっちゃいけないの?」

「…まあ、良いか。」

「でしょう。」

こうしてまたティパのキャラバン一行はゆるゆると旅を続けました。

〜おしまい〜

〜こっちはぶっちゃけ書いてて楽しかったです(笑)アホネタ万歳!
くろまどうも可愛いよなぁと、思ったんです、はい。
ユーク族ののほほんっぷりが好きですww〜
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送