ケビウォで真面目なSSっぽいものをつらつらと打ち込んでいたので、
恥ずかしながらこっそりお披露目。うおー!いつもギャグばっかりやってるから、
こういうのやると大変こっ恥ずかしい!!(汗)
文章力皆無なんで、脳内補完していただければと…!;;
後こういうの苦手な人は気を付けて下さい…!;;
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「俺にはあんたが居ればそれで良い。」
違うんだ。
「どうして?俺では駄目なのか?」
違う、違うんだよ、ケビン。
「――俺は、過去の亡霊だ。」
ケビン、俺は、
「何故泣くんだ。…何故?」
――俺では君を幸せには出来ない。
「これは…、君の涙だよ、ケビン。」
俺には、これ以上幸せになる価値なんて、無い。
今まで俺が、君にどれほど救われてきたか知っているかい?
「俺に泣く理由なんて無いよ。」
「君は未来を見なくちゃ行けない。」
俺は過去の亡霊だ。
君はいつまでも過去に囚われてはいけない。
「…どうして?」
もう、充分救われたから。
これ以上の幸せなんて、求めてはいけない。
「――さよなら、ケビン。」
例え君に恨まれたとしても、
君が幸せなのが一番なのだから。
「さよなら、ケビン。」
今までありがとう。
不意に涙が一筋流れた。
これは誰の涙だろう?
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〜もう何が書きたいのやら…!(滝汗)
多分ウォズさんは幸せになる事を恐れてる人だと思います。
自分という存在が、周りを不幸にするんだと思い込んでそう。
だから仲間達とも自分からは近付かない。たとえどんなに寂しくても
自分から寄っていかない。そしてお酒で紛らわす…と(命の水だぜ!…ですか 笑)
でもきっとケビンならそんな事お構い無しにグイグイ人の心に入ってくるんでしょうが…。
若さ故(苦笑)〜
もう一本。ちょい長め。
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今日は土曜日だ。
ウォーズマンはカレンダーを見てから暖炉に薪をくべた。
毎週土曜日はケビンが来る。
いつからだったろう。気が付けばそういう習慣が出来ていた。だから忘れないように、カレンダーを買ったのだ。
案の定、今日もケビンはやってきた。
「いらっしゃい、ケビン。寒かっただろう?今紅茶を淹れるよ。」
「…いや、要らない。」
そう言うなり、ケビンはウォーズマンに口付けた。
「…うわっ!」
そしてそのまま強く抱きしめる。
いつものパターンだ。大体ケビンはウォーズマンの家に来て、すぐにウォーズマンを求めた。
情事の後、いつもケビンはベッドの傍らに腰掛け、何をするでもなく、また何を言うでもなくボンヤリしていた。
そんなケビンを見ながらウォーズマンはポツリと言った。
「ケビンは、好きな女性とか居ないのかい?」
「居ない。」
返答は大体素っ気ないものだった。どういう訳か、ケビンはいつも家に来る時は少し落ち込んでいるようだ。
「彼女なんて、居ない。」
しかし今日は違った。ケビンは幼子のように口を尖らせ、呟いた。
「大体の女は俺の容姿か、銘柄しか見ていない。俺はまるでどこぞのショーケースに飾られたマネキン人形だ。」
ふむ。とウォーズマンは顎を触った。今日のケビンの態度――。これは落ち込んでいるというより、拗ねているのだ。
「…そうか。ケビンはロビンやアリサさんみたいに、綺麗な顔をしているからね。皆憧れるんだろう。」
「…別に、俺はこんな顔で生まれたくなかった。」
「…………。」
「あ、…ごめん。ウォーズさん。」
言ってしまってから、しまった、というような顔をして、慌ててケビンが謝る。
ウォーズマンが何故素顔を隠すか、その理由を知っているからだ。
「良いんだよ、ケビン。ただケビンみたいな人でも、そう思うこともあるんだなぁ、って思った位だから。」
と、さも意に介さずにウォーズマンは言った。
「俺は、ウォーズさんの素顔、好きだよ。」
取り繕う…というより正直な気持ちがケビンの口から出る。
ケビンはいつでも思った事をすぐ言ってくれる。こういう態度は自分の前だけなんだろうか?
「…ふふ、ありがとう、ケビン。」
何故そんな事を思ったのだろう?ウォーズマンは胸の内に黒い物が過ぎりつつ、
それを悟られまいと紅茶を淹れる準備を始めた。
……暫く訪れる沈黙。
「…なぁ、ケビン。こんな事、いつまで続ける気だい?」
ポツリとウォーズマンが呟いた。
「…こんな事って?」
「その…、俺の家に来ること…。あ、いや、別に来ても良いんだよ?俺も嬉しいし。
ただ、その…。こういう事は、本当に好きな人とした方が良いんじゃないかな…。」
「こういう事って?」
と、ケビンが悪戯っぽく問い返す。
「その…。」
ウォーズマンは真っ赤になった。情事の最中は、あんなにあられもない声をあげるのに。
そのギャップが可笑しいのか、ケビンはくく、と笑い声をあげた。
「…ま、分かってるけどな。」
ケビンはここで初めてウォーズマンに向き直る。
「なぁ、ウォーズさん。」
「…ん?」
「俺、ウォーズさんが好きだよ。」
ストレートな感情。やはりケビンは素直だ。
「…ありがとう。」
しかし、その真っ直ぐな気持ちが眩しくて、思わずウォーズマンは目を伏せた。
「…駄目なのか?」
「…俺じゃあ、ケビンを幸せにしてあげられないよ。」
幾ら抱いても届かない気持ち。
あえて他人を寄せ付けないよう、固く閉ざした心。
「ウォーズさん!」
思わず声を荒らげる。ケビンは言葉に窮したみたいだが、ふぅっ、と溜め息を吐き、肩の力を抜く。
そしてそのままポツリポツリと語り始めた。
「俺が小さい時、親父に叱られて泣いてた時さ、ウォーズさんはいつも優しく慰めてくれたな。
上から見下ろしてでなくて、きちんとしゃがんで、ガキの俺と同じ目線でさ。」
「…うん。あったね、そんな事。」
「俺、すげぇ嬉しかったんだぜ。ガキな俺を、一人の人間として扱ってくれる大人なんて、周りには居なかったもんな。」
ケビンは昔の情景を思い出して幸せそうに笑った。
「ケビンはケビンだよ。それに、ロビンや…、アリサさんも居たじゃないか。」
「お袋か。」
母親の名前を口にする目の前の人を凝視する。
「うん。アリサさんはケビン、君を愛していたよ。…勿論、ロビンもね。」
「ウォーズさんは?」
「俺も大好きだよ。ロビンもアリサさんもケビンも。皆好きだ。」
「…ずりぃ。」
「そうかな…。」
ケビンは再度口を尖らせてぼやいた。ウォーズマンは少し照れ臭そうに頭を掻く。
そんなウォーズマンを見て、ケビンは改めて自分の想いを相手に言った。
「でも俺は、やっぱりウォーズさんが好きだ。尊敬とかじゃなくて、これって、きっと。」
「…ケビン。」
そこで、ウォーズマンの静止が入る。ウォーズマンの顔を見ると、ばつが悪そうに目を合わせてくれない。
「…俺じゃあ、駄目、なのか?」
「言っただろう?…俺じゃあ君を幸せに出来ない。」
「お袋の子、だからか?」
「……。」
ケビンの一言に表情こそ変えなかったが、息を呑む音は聞こえた。
「俺、知ってるよ。ウォーズさんがお袋を見る目だけ凄く優しいこと。ううん、俺や親父を見る時も優しいけど、それとは違う。」
「…ケビン、頼むから、止めてくれ。」
苦しそうに顔を背けながら、強く静止する。
またもや訪れる沈黙。
その沈黙をケビンが破った。
「…瞳の色だけはお袋似なんだけどな。」
やや自嘲気味に笑う。
「…ケビン。」
その言葉に漸くウォーズマンが顔を上げた。
ケビンはあーあ、と言うと、伸びをした。そして一呼吸ついてから、一言。
「俺、諦めないから。何度でも何度でも、ウォーズさんに好きって言うから。逆に俺が幸せにしてやるよ。」
ニヤリと得意げに笑うケビン。ウォーズマンは一瞬、ポカンとした表情をしていたが、突然、笑いだした。
「…ケビン…。ふふ…っ、ははは…!」
「…何だよ…、おかしいかよ…。」
ケビンも照れているのか、また拗ねた様に口を尖らせる。
「…いや、ケビンって、本当に二人の子なんだなぁって思って。」
「何だよ、それ。」
「紅茶を淹れるよ。今日は泊まっていくんだろう?」
そう言うとウォーズマンは立ち上がった。
「…泊まって良いのか?」
「言っただろう?俺も君が来てくれると凄く嬉しいんだよ。」
そう言って、ウォーズマンはにこりと笑った。
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〜後書き〜
わーい、落ち切れてなーい!(汗)
ケビウォ?これケビウォか!?多分ケビン→ウォーズ→アリサとかいう前提。
でもウォズさんはケビンも大好きなんで、(というかロビン一家は特別)この気持ちをどうしたら良いか
分かんない、だからあえてそういうった話題は避けてる…んだと思いたい。
そしてケビンはウォズさんの家に愛を囁きに来てるんです。いくら断られても何度でも行く!
…そんな感じ。空気読め(笑)後たまーに愚痴を言ったり御飯食べに行ったり。…ヒモか?(こら)
ロビンさんと、深い話をするほど完全に和解した訳ではないみたいなので、やはり頼るのはウォズさんなのです。
やー、私的にはアリサさんは肉で一番の美人さんですから、ロビン一家では凄いアイドルだと思うんですよねー(贔屓)
ロビン「アリサ、今日は映画でも観に行かないかい?」
ウォズ「アリサさん、美味しいお茶が手に入ったんだけど、是非飲んでみないかい?」
ケビン「マミー、土産だ。此処のケーキ好きだっただろう?」
…とか(笑)
てか私、ウォーズさんは清らかなイメージがあるから、情事とかいう単語を書くだけの事が恥ずかしかった…(苦笑)
汚してすみませんー!…みたいな(どんだけ神格化?)
後シリアスってムズい(^^;どんだけギャグに持っていきたかったか!どんだけケビンを奇行子にしたかったか!(笑)
お目汚し失礼しました〜…(^◇^;)その内こっそりちょこちょこ直したい…!;;
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